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はい、どーも僕です。
にくだるまんです。
(@nikudarman)
僕ってこんなやつ!
- 介護未経験から
1年半で老人ホーム施設長 - デイサービス相談員兼任
- 介護福祉士
(介護業界歴は10年目) - 見てきた利用者さんは
デイも併せて200人以上 - 小遣い1万円
- 嫁1人子供3人の大黒柱
僕ね、以前Twitterでこんな事を呟きました。
ほなら、その希望を少し叶えてくれる本を見つけてしまったのです。
へぇ~。そんな本あったん?
そうそう。
「認知症世界の歩き方」って本なんやけど。
これな!
認知症当事者にアンケートして、そのイメージをイラスト化してるから。
僕が見たい感じに近かったのよね。
こういうことをしてる時は、どういう感情なのか?みたいな。
わかりやすそうやね。
そうなんよ。理解しやすいと思うのよ。
認知症の方の対応にイライラしちゃう人におススメしたい!
この記事読めば、イライラしてた自分にさよならよ!
普通の人とは違う思考なんだってことを先ず理解しよ!
ほな、いこか!
介護業界って、誰でも出来るって言われるぐらいレベル低いやん?
実際、アホばっかやし。
そんなことないやろ!笑
努力をしないってことですが。
何も知らんまま、出来る仕事ではないよってことが言いたいね。
資格の教科書とか、認知症の事がわかる本とか読んでも、わかってないと思うねん。
専門用語だらけで、実際の出来事と結びつけられる能力が職員達にはない!笑
毎日同じような声掛けして利用者さん怒らせてる。
何をしてんの?ってなるもん。
そのぐらいの職員でも、
わかるレベルの本です。
この3つの記事に該当する人も確実に読んだ方がいいし、読ませた方がいい!
ミステリー=「謎」じゃないですか。
認知症の方の考えてることも、
我々にしてみれば理解できない「謎」。
そこをかけて、症状を解説するのにミステリツアー風にしてストーリー性を持たせてる訳です。
センスあるわ~って思ったね。
どの立場からもの言うてんねん。
冒険するように認知症の症状を観光スポットに置き換えて説明してくれるんよ。
トリックアートとかあるやん?
和歌山県の白浜にあるエネルギーランド!
ああいうことに行ってる感じ。笑
読んでるとさ。
実際に体験してるみたいに思えてくるの。
「認知症世界の歩き方」のテーマが、医者とか介護者目線ではなく当事者の気持ちや困りごとをまとめた物だから、言葉も簡単にしてくれてるし、非常にわかりやすい。
日々、仕事中に体験してる内容がそのまま載ってるから。
あるあるやな~。って
そんな時は、こういう事を思ってるのか~。って思えたらさ。
日々の対応も少し変わると思わへん?
例えば、嫁のさ。
今日、何か私に言うことない?
ん~?何?
ちゃんとゴミは捨てたで?
違うやん。私見て何か思わへん?
え~。わからん。
何よ?
前髪ちょっと切ってん!
可愛いやろ?
気づいてよ!
激おこプンプン丸!
(そのちょっとは、切ってないと一緒やんけ!)
わかるかい!
これも、嫁の性格とか理解しだすと。
今日、何か私に言うことない?
(このパターンは髪切ったな。)
あれ?髪切った?
めっちゃ似合ってるやん!
可愛い!
え~。わかるぅ~?
せやねん。
前髪ちょっと切ってん!
見てくれてるやん!
大好き!抱いて!
こらこら、子供が見てるじゃないか。
はっはっは。
まぁ、こうなる訳ですよね。
何が言いたいかと言いますと。
その場その時に、適切な対応が出来るようになる確率が上がる!
100%じゃないですが、
そういうことですよ。
だから、たくさんの事例を頭の中に入れといた方が絶対に楽!
余計な争いしなくて済みますからね。
頭でっかちにならんようにな!
知識だけ持っててもあかんで!
正しく使えることが大事!
その本は信頼できるのか?
って話になると思います。
筧 祐介(かけい ゆうすけ)さん。
ウィキペディアによると、デザイナーさんですね。
認知症にバリバリ詳しい感じではなさそうです。
どちらかというと、認知症の方が住みやすい、生活しやすい環境づくりに長けているように思えます。
だからこそ、直接当事者に悩みや困りごとを確認しながら、作り上げていったって感じでしょうか。
個人的には、これがリアリティーがあってわかりやすかった理由かなと感じています。
デザイナーなので、本の中も視覚的に見やすい、わかりやすいです。
よくある、「人間の脳には〇〇といった物質があり、異常を起こすことで~」とか言われてもわからんじゃないですか。
我々、医者でも東大生でもないんですから。
このぐらいが丁度いいんです。
本自体の内容は2部構成で出来ています。
1部は、認知症の症状をミステリーツアーに例えてイラスト、本人視点の事例入りで説明あり。
2部は、認知症になった時にどうするか?を旅の準備リストとしてまとめられています。
1部の構成としては、
- 記憶のトラブル
- 五感のトラブル
- 時間・空間のトラブル
- 注意・手続きのトラブル
の4つのトラブルについて、
ミステリーツアーという形をとって紹介している感じです。
観光スポットとしての名前のセンスね。
素晴らしいわ。
いや、だからあんた何様やねんな。笑
乗ると段々記憶が無くなるバス。
自分のしたことを忘れてしまうのはなぜか?
視界も記憶も同時にかき消す深い霧。
同じものを何度も買ってくるのはなぜか?
誰もがタイムスリップしてしまう住宅街。
あてもなく町を歩き回るのはなぜか?
メニュー名も料理のジャンルもない名店。
言葉の意味がわからなくなるのはなぜか?
イケメンも美女も、見た目が関係ない社会。
人の顔がわからないくなるのはなぜか?
目の前に突如現れる落とし穴、水たまり、深い谷。
歩くのが怖くなってしまうのはなぜか?
熱湯、ヌルッ、冷水、ビリリ。入浴するたび変わるお湯。
大好きだったお風呂を嫌がるのはなぜか?
人面樹、無人の森から聞こえる歌声、動き出す枝。
急に驚いたり、不思議な行動をとるのはなぜか?
時計の針が一定のリズムでは刻まれない。
コンロの火を軽視忘れてしまうのはなぜか?
一本道なのになかなか出口にたどり着けない。
同じ服ばかり着たがるのはなぜか?
距離も方向もわからなくなる商店街。
地図があっても迷子になるのはなぜか?
ヒソヒソ話が全部聞こえて疲れてしまう。
人の話を集中して聞けないのはなぜか?
記憶・計算・注意・空間。支払いに潜む数々の罠。
レジですごく時間がかかるのはなぜか?
こういった内容を具体的に解説してくれてるで!
当事者はどう思ったのか?までわかる!
ただ、アンケートとかを取れて、回答出来るレベルの認知症の方の話。
まだらにしっかりしている時期があって、その時のことを思い出せるってこと。
そこは、僕らが対応している認知症の方とは違うかな。
だからこそ、こんな風に感じてるんやなって思った。
あと、イラスト書いてあるけど思ってたより枚数少ない。
もっとイメージの枚数が欲しかったなぁ~。
ってのが唯一のマイナス部分かな。
2部は、1部のようになった時にどうするか?
なる前にどうしておくか?
いざ認知症になった時の本人や家族に対して、
準備や気持ちの保ち方がまとめられています。
大事。大事やけど。
少しきれいごとかなと感じました。
優しく見守ってあげましょう系のね。
キラキラした感じの。
その気持ちはわかるけど。
実際、24時間365日一緒にいてみ?
ご飯まだ食べてない。ぐらいならまだマシ。
お前がお金を盗ったんだ!を24時間365日は無理。
無理やから。
そら、姥捨て山も探すで。
サイトまであるんです。
検定もあってね。
どのぐらい認知症のことを理解しているか?
腕試し出来ちゃいます。
ちなみに、僕もやってみました。
こちら。
まさに天才。
こういう問題とか、介護福祉士試験とか、運転免許試験とか。
世間が好きそうな解答選ぶと正解です。笑
僕個人の考え方はひねくれてますので、
本能どおりに解答したらえらいことになると思います。笑
20分ぐらいあれば終わりましたので、腕試しチャレンジしたい方はぜひ。
オンラインでゲーム的なものも出来るみたいです。
本とネット。
面白い企画だな~と素直に思います。
認知症の方の対応時に、イライラする心を楽にする方法は、
「関わらない」以外だと、
- 症状をどれだけ知っているか
- 対応方法をどれだけ持っているか
この2点が大事です。
知らないからイライラする。
余裕がなくなる。
まずは、知ることから始めましょう。
イライラを0にすることは無理ですが、
「しょうがない」と思えることが増えます。
自分のためにも。
利用者さんのためにも。
今回、おすすめした「認知症世界の歩き方」
・介護現場でもよく見かける事例多数
・医者や介護業界のエライ人が書いていない
・当事者本人の悩み・気持ちがわかる
より現場に近い情報で理解が出来ます。
・いろんな認知症の事例を知りたい方
・勉強はしたいけど難しい本は読みたくない方
・認知症当事者の気持ちが知りたい方
そんな介護職員さんや、ご家族様にピッタリの一冊でした。
心に限界が来る前に読め!
本でも電子書籍でもOKじゃん?
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